遭遇したトラブル
DJI Neo 2をコントローラーなしの「単体」で購入した。手のひらサイズのドローンで、スマホ一台でサクッと飛ばすミニマルな構成と、ドローンメーカーとして dji の名も確固たるものになっていること、さらには中国から日本へのデュアルユース製品輸出制限によりいつドローンが入手不可能になるか分からないことから、購入を決めた。春から夏にかけて家族で離島に行くのでそこでかっこいい写真をたくさん撮ろうというのがやりたいことだ。
しかし、最初の関門である「アクティベート」で予想外の時間を溶かすことになった。 問題は、「ドローンとWi-Fi接続しながら、同時にインターネット(モバイルデータ通信)にも接続してサーバーと通信する」 というアクティベート特有のプロセスにある。
結論として、 android ではどう工夫してもダメで (2026年1月現在、比較的新しい2機種)、iPhone の古い機種でアクティベートを実現できた (新しい iPhone でも出来るだろう)。私がトラブルに見舞われたときにはこの解決手立てを明確に示していた記事はなかったので、記録し、同様の状況にハマっている人の助けとしたい。

ゴール:何ができるようになるか
送信機(コントローラー)を持たないDJI Neo 2単体ユーザーが、スマホのDJI Flyアプリのみを用いてアクティベートを完了させ、飛行可能な状態にする。
実施した手順・解説
dji fly app そのものやインターネットで調べれば情報が出てくる dji account の作成やドローンとのwifi接続の仕方については省略してあるので、注意してほしい。
1. 環境の整理
- 機体: DJI Neo 2(単体モデル)
- 検証端末: Pixel 7a, Samsung Galaxy S25 Ultra (Android), iPhone 8 (iOS)
- PC/Mac環境: Mac (ファームウェアアップデートにDJI Assistant 2 使用、その他生成AIとのやりとり)
2. [失敗] Androidでの試行錯誤
まず、Pixel 7aおよびGalaxy S25 Ultraでアクティベートを試みた。DJI FlyアプリからドローンのWi-Fi(インターネット接続なし)に接続すると、Androidのシステム側が「このネットワークはインターネットに接続していません。モバイルデータ通信に切り替えますか?」といった挙動を見せる。
ここで「モバイルデータを優先」や「Wi-Fiが不安定な場合に切り替え」等の設定をあらゆるパターンで試したが、「ドローンとのWi-Fi維持」と「DJIサーバーとのモバイルデータ通信」の共存ができず、アクティベートはエラーを吐き続けた。
なお、Samsung Galaxy S25 Ultra はドローンとの Wifi 接続すら不安定。どうやら相性が悪いようだ。

3. [補助] DJI Assistant 2によるファームウェア更新
トラブルシュートの基本として、Macにドローンを直結し、DJI Assistant 2で最新ファームウェアへのアップデートを実施した。
注意点: > DJI Assistant 2を使えばPC経由でアクティベートまで完了できると期待したが、残念ながらこのツールでできるのはファームウェアの更新とログの抽出まで。アクティベート機能は解放されていなかった。
4. [解決] iPhone + 有効なSIMカードの投入
結論から言えば、古いiPhone 8に有効なSIMカードを挿し、そこからアクティベートを行うことで一発解決した。
- iPhone 8にSIMカードを挿入(少なくとも4G通信を確保)。
- DJI Flyアプリを起動し、ドローンのWi-Fiに接続。
- iOS側で「インターネット未接続」の警告が出るが、そのまま維持。難しい設定は特になにもしていない。
- アプリ内で「アクティベート」ボタンをタップ。
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メモ: PerplexityなどのAIツールからは「iPhoneならSIMなし(Wi-Fiのみ)でもいける」という回答も得たが、実機検証の結果、「モバイルデータ通信が生きているSIM」 が刺さっていない状態では、やはりサーバー通信ができずに失敗した。
まとめ
- ハマりポイント: Android端末は、インターネット接続のないWi-Fiに繋がっている際、外部サーバーとの通信をモバイルデータ側へ逃がす処理ができないあるいは困難なよう。ここにハマってしまった。
- 教訓: DJI製品の初期設定やアクティベートで詰まったら、設定をこねくり回すよりも 「SIM入りのiPhone」 を用意する・借りてくるのが最短ルート。
特に Android ユーザーでアクティベートに苦労している方々の助けとなったら、たいへん嬉しいです。
メモ:ネット上には「すぐできた」という声と「全くできない」という声が二分されている。これはおそらく、検証環境がiPhoneかAndroidかという点に起因している可能性がある。
